
今回のミーティングテーマはいろいろあったのですが、その中で『不良在庫をどうするか?について』にフォーカスしていきます。
この事業者さんは、お花(プリザーブドやアーティフィシャル)を扱うお店のため、委託販売先から戻ってきた商品や、販促シーズンが終わってしまった商品が、不良在庫(売れ残り商品)としてストックされてしまうことが問題になっていました。
「これをなんとかネットで売れませんかね?」
事業者さんからのこの一言が、過去アパレル関係のネットショップや子供服のネット販売などをやってきた尾崎のハートに火をつけちゃいました!
どれどれ、その有り余っている商品とはどんなのだい?
ここではどんな商品かはお話できないのですが、販売委託先のユーザー層とマッチングしていなかったため、なかなか思うように売れなかった商品。
しかも、ちょっと特殊な類に入る商品(日常使いはちょっと難しいかな?っている感じ)でしたので、店頭販売をしても売上に直結するような効果は見込めないかなって感じ。
でもでも、商品自体はめっちゃ素敵。40過ぎたおっさん(尾崎)が見てもこれは良いね!って思うような魅力的な商品。
「これ、ネット販売すれば結構イケるんじゃね??」
ってことで早速「売れる見込みがあるかどうか?」のリサーチ。
その結果・・・
「これ・・・絶対イケる!」という確信を得たわけなんですが・・。
極力手間をかけずに商品として販売していくか?

ネットで商品を販売していくのは大きくわけると3パターンあります。
①自社でネットショップを立ち上げて販売する
②楽天やYahooショッピングなどで販売する
③Amazonなどのプラットフォームで場所を借りて販売する
今回、自社ネットショップの立ち上げも候補の1つとして考えてたんですが、「時間と手間の問題」で却下。集客も自分でやらなきゃなのでめっちゃ大変。
楽天は「コストの問題」で却下。Yahooは無料プランが有りますが、自由度を考えるとこれも却下。
となると、やはり極力手間とコストをかけずに販売していくには、プラットフォームという場所を借りて販売することが、今の状態ではベターかなという結論に。
売れたら手数料を払えばいいというコスト面も◎
ある程度は集客はプラットフォーム側で出来るので手間も少ない。
この2つのメリットはホント大きいんです。
もちろん、こういったプラットフォームに依存することのデメリットもあるのですが、今回はテスト販売という位置づけが大きいので、メリットの方を優先することにしました。
というわけで、再度、プラットフォーム内での販売履歴や競合分析などのリサーチをし直して、早速販売開始。
※ちなみに今回はAmazonではありません。だってAmazonではあんまし売れてなかったから(泣)
「これで不良在庫も売上に変えられちゃうね♪」とウキウキだったはずが・・・
1ヶ月間テスト販売した結果・・・
写真や商品の説明、タイトルもしっかりと考えて、いざ販売開始。
綿密なリサーチを行ったので、僕の予想では、早い段階で売上発生!やったね!となるはずだったのですが、そこは読みが甘かった・・・。
1ヶ月たっても一向に売れない。全然売れない。
他は売れてるのになぜ なぜ なぜ????
一瞬、あれ?こんなはずじゃないんだけどなと思いましたが、ここまでは実は想定内。
さすがに1個も売れなかったのは想定外ですが(笑)
まぁまぁ、僕の仕事はここからが本番なわけで。
販売開始から1ヶ月間はひとまず何もせず放置だったから、分析はしてませんでしたので「なぜ売れないないか?」を徹底的に分析。
すると、売れない理由が明らかに。
なぜ売れなかったのか?
その答えは簡単。
単純に「見られてない」だけ。
大事なので、もう一回声を大にして言います。
単純に「見られてない」だけ。
閲覧数が39ではそりゃあ売れないよね。
ネット通販などでは、購入率は1%あれば上出来。100人が見てその内の1人が買ってくれるレベルですね。
というわけで、ここで次の一手「露出アップ大作戦」を決行することに。
次なる一手は「客寄せパンダ?」

プラットフォームでの販売の場合、トップページやサイト内での検索結果の商品一覧で上位に表示されるかどうかがポイントになります。
最初のページ(少なくとも2ページまで)に表示されていないと、商品を見てもらえる可能性は格段に下がります。だから、なんとしても「最初のページの商品一覧」に載せる必要があるんです。
ただ、この商品一覧の表示のされかたには、あるルールがあるんですね。
それぞれのプラットフォームによってもルールは違うのですが、今回販売しているプラットフォームの場合は、
・アカウントの人気度
・購入された実績の多さ
この2つが要因となっていることが概ねわかりました。
そこで、他よりも劣っているこの2つの部分を強化するべく「客寄せパンダ商品(安価で購入されやすい目立つ商品)」を販売することを提案。
幸い、不良在庫の中に、この「客寄せパンダ商品」になる商品があったので、それを複数販売してみることにしました。
僕の分析が正しければ、この方法で絶対にうまくいく。
さて、どうなることやら。
最後に
今回この記事を書いている段階では、まだ成果は出ていませんが、この検証の結果はまた別の機会に記事にしていこうと思います。
例え店舗では鳴かず飛ばずの不良在庫となってしまうような商品でも、売る場所と売り方を変えれば、まだまだ「売れる商品」になることは多々あります。
不良在庫を抱えるということは、精神的にも、保管場所にも、費用的もあまりよろしくはないですよね?だからいろんな視点から、不良在庫を売れる商品に生まれ変わらせる手段を考えていかなくちゃいけません。
ちょっと視点をずらしてみたり、売る場所を変えるだけで、不良在庫もお宝になるなんてこともありますから、ぜひトライしてみてくださいね!

でも、実際にリサーチをしてみると「いやいや全然イケんじゃん!」って感じでビックリ。
やっぱり「自分の常識は疑え!」ですな^^;